米とブラジル、レアアース供給網で接近

米国とブラジルの間で、レアアースの安定確保に向けたパートナーシップ構築が急速に進んでいる。フィナンシャル・タイムズによると、両国政府、産業界、金融機関による予備的な協議はすでに行われている。

駐ブラジル米外交官とブラジル鉱業協会は昨年秋から協議を開始し、昨年12月には実務レベルを超えた踏み込んだ協議が行われた。

ブラジルは、世界第2位のレアアース埋蔵量を有すると推定されており、供給源の多角化を目指す米国にとって、戦略的に極めて重要な存在となっている。

ブラジル地質調査局(BGS)によれば、詳細な鉱物マッピングが完了しているのは国土の約3分の1に過ぎず、さらなる埋蔵量発見の余地が大きい。

これまで規制やインフラ不足が開発の制約となってきたが、ブラジル政府は昨年、「国家鉱業政策委員会」を設立し、重要鉱物およびレアアースの開発を国家戦略の中核に位置づけることで、投資誘致と開発の再活性化に舵を切った。

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