米国とオーストラリアは、重要鉱物分野における協力を強化し、約35億ドル規模の支援を進める方針が示された。
本取り組みは、重要鉱物の供給体制強化を目的としたものであり、防衛や先端製造、エネルギー転換分野に不可欠な資源の安定確保を狙いとする。
両国は2025年にホワイトハウスが公表した協力枠組みに基づき、重要鉱物分野での投資および供給網整備を進めてきた。同枠組みでは、優先プロジェクトへの資金供給や、民間投資の促進を通じてサプライチェーン全体の強化を図る方針が示されている。
今回の支援は、主にオーストラリア国内のプロジェクトを対象としており、政府系金融機関を通じて実施される。報道ベースでは、希土類を含む複数の鉱種が支援対象となっている。
オーストラリアは豊富な資源を有する一方、精製分野では依然として海外依存が大きいとされる。今回の取り組みは、こうした構造の是正と供給網の多様化に向けた動きの一環と位置付けられる。米豪による協力は、重要鉱物分野における供給網再構築の流れが進展しつつあることを示す動きといえる。
