アメリカの財務長官スコット・ベセンテは、2月12日にウクライナのキエフを訪れ、レアアースに関する協定を提案した。ベセンテ氏は、ロシアによるキエフへの大規模なミサイル攻撃から数時間後にウクライナ政府と会談し、ウクライナとアメリカの協力関係を強化する重要性を確認した。
アメリカのトランプ大統領は、ウクライナから5000億ドル相当のレアアース(希土類)を確保したい意向を示しており、その見返りとしてアメリカからの支援を受けることを提案している。この提案について、ウクライナ側との協議が進行中である。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、2月14日から16日のミュンヘン安全保障会議で、アメリカとの間で鉱物資源に関する合意を結ぶことを期待していると述べた。
また、ベセンテ氏はウクライナの再建においてアメリカ企業に優先権を与える意向を示し、ウクライナとアメリカの経済的協力関係をさらに深めることを目指している。