2025年5月12日、中国政府は湖南省長沙市で「戦略鉱物の輸出全サプライチェーン管理強化に関する会議」を開催した。会議には商務部や税関総署などの中央機関と、戦略鉱物が集中する地域の地方政府が参加した。
会議では、戦略鉱物の輸出管理が国家の安全と発展に関わる重要課題であると強調され、採掘から輸出までの全工程で監督を強化する必要性が確認された。
各部門・地方政府には、企業への指導や監視、違法流出の防止、情報共有、リスク管理体制の構築が求められた。また、地方政府には企業リストの整備やコンプライアンス向上の支援も指示された。
中国は今後、中央と地方が連携し、戦略鉱物の厳格な管理体制を通じて国家の安全保障と利益の確保を図る方針だ。