3月16日、英国のHarena Rare Earthsは、米カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡に所在するレアアースおよびウランの鉱区について、100%権益取得を検討するための独占契約を締結したと発表した。
Harena Rare Earthsはロンドン証券取引所に上場する天然資源企業で、再生可能エネルギーや防衛産業に不可欠な希土類磁石材料であるネオジム・プラセオジム(NdPr)やジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb)の供給を視野に事業を展開している。
同社は現在、マダガスカルにおいてイオン吸着型希土類鉱床であるAmpasindavaプロジェクトの開発を主軸としており、中国以外では有数の規模を持つ重要資源と位置付けられている。
今回の独占契約により、Harenaは技術・法務・商業面での詳細な評価を実施し、同社の戦略および投資基準を満たした場合、最終契約の締結を目指す。
同鉱区は、北米唯一の稼働中レアアース鉱山であるマウンテンパス鉱山から約160kmの距離に位置しており、米国内での重希土類原料確保の観点からも戦略的価値が高い。
当該地区はもともと金・銀鉱山として開発された後、ウラン探鉱が進められ、近年になってレアアースの存在が確認された。さらに近年の調査では、イットリウム、ジスプロシウム、ガドリニウムといった重希土類の含有も確認されている。 今回の動きは、マダガスカルの既存プロジェクトに加え、米国における資源確保を進めることで、同社がグローバルな重要鉱物供給網への関与を一段と強める動きといえる。
