中国政府によるレアアースの最新輸出規制が、西側諸国の自動車産業に深刻な混乱をもたらしている。電気自動車（EV）やハイブリッド車のモーターなど、駆動系に不可欠な高性能磁石の原材料である希土類元素の供給が滞ることで、世界規模での生産停止や部材不足への懸念が急速に高まっている。
この記事は 有料会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
関連記事
- 米MPマテリアルズ、中国向けの希土類精鉱輸出を停止──報復関税が影響
- 中国雲南省で大規模なイオン吸着型希土類鉱床を発見
-
中・重希土類含有製品の輸出停止状態続く 中国政府の輸出審査および政策運用状況
-
重希土類の輸出規制を強化 中国、対米圧力を強める構え
- 米中対立の中、Appleが再生レアアースの利用率を発表
- ＜FREE＞ライナス社 米国が重希土類工場への資金援助を倍増
-
中国、2024年上半期の希土類生産枠を発表 採掘枠は12.5%増
- ブラジルのCarinaプロジェクトで鉱物資源量77%増、Aclara発表
-
中国 一部中・重希土類関連物品に対する輸出管理実施（発表全文和訳）
- 中国のレアアース規制、米国戦闘機の開発と生産に打撃の可能性
