2月14日、American Rare Earths社は米国ワイオミング州ウィートランド近郊で23億4000万トンのレアアース元素を発見したと海外メディアが報じた。
米国地質調査所の最新の報告では、2023年の米国の希土類推定埋蔵量は180トンだった。
発見された中には、需要が高い酸化ネオジムと酸化プラセオジムが含まれており、どちらも放射性副産物が少ない。
通常、希土類生産後には水質汚染や有毒汚泥、放射性元素が残る。環境問題から米国企業は国内採掘を減らし、結果として中国が世界最大のレアアース精製国になった。最近、中国以外での精製は増えているが、米国は中国のレアアース輸出に依然として依存している。中国政府は独占的地位を利用して自国産業を強化し、競合に圧力をかけることで、この依存は脆弱性を招いている。
この発見が予測どおりに豊富なら、米国はレアアースのサプライチェーンを多様化し、特に中国への依存を減らせる可能性がある。
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