米国のレアアース開発企業 Critical Metals(CRML) は、グリーンランド南部で計画している Tanbreez(タンブリーズ)・レアアース鉱山 について、主力エリア「Hill地区」に関する主要な環境審査を通過したと発表した。これにより、同社は操業開始に向けた重要なハードルを一つクリアしたことになる。
Tanbreez プロジェクトは Hill と Fjord の2地区から成り、確認資源量は 4,500万トン以上 とされる。そのうち約3分の1が、磁石・防衛・クリーンエネルギーに欠かせない重希土類を多く含む特異な鉱床であり、世界でも最大級の規模。 開発計画は段階的に進められ、稼働初期には 年間約8.5万トンのレアアース酸化物(REO) の生産を想定。能力増強により、最終的には 年42.5万トン規模 まで引き上げる計画。
