<FREE>豪州 Cygnus Metals社が豪州西部で新たなレアアース鉱床を発見か

Cygnus Metals (ASX: CY5)は最近、西オーストラリア州で重要な粘土レアアース鉱床を発見しました。Bencubbinプロジェクトで行われた掘削の初期分析によると、この鉱床には高価値の磁石用希土類が相当な割合で含まれていることが示されました。

同社は既に2.3キロメートル以上の強い異常が明確になっているため、この発見には「大規模な潜在能力」があると述べています。

試験結果によると、2.3キロの範囲内には明確かつ一貫した高品位の希土類交差が存在し、19メートルの部分ではTREO(総稀土酸化物)が1,541ppm、11メートルの部分では1,960ppmのTREO、4メートルの部分では2,356ppmのTREO、そして25メートルの部分では1,117ppmのTREOが含まれています。また、9メートルの部分では1,608ppmのTREOが記録されました。

「重要なことは、28%の鉱物が、モーターの磁石に必要な高価値の希土類として使用されるということです」とCygnusの代表は述べました。

ネオジム、プラセオジム、ジスプロシウム、テルビウムなどが含まれます。

上記の発見は6つの採掘穴からのものであり、28個の採掘穴については結果の確認が今後行われる予定です。

■参考

Cygnus Metals discovers high-grade rare earths at Bencubbin project (smallcaps.com.au)

・TREOとは
 レアアース(希土類)炭酸塩の純度の表記方法 (kunisan.jp)

前の記事

【月報】2023年5月の中国におけるレアアース市場状況:複数の要因によって製品価格は緩やかに回復

【要旨】 レアアース市場は、今月初めに軟調が続いていましたが、中旬には価格が反発し始めました。川下企業の引き合いは活発で、風力発電や産業用ロボット産業も順調であり、川下の需要が増加しています。東南アジアの雨季の到来により […]

次の記事

<FREE>ナミビアが未加工のリチウム、希土類の重要鉱石を禁輸に

ナミビア政府は6月8日に、未加工のリチウムや希土類の重要鉱物の輸出を禁止したと発表しました。クリーンエネルギー技術に使用されるレアメタルの世界的な需要拡大からより多くの利益をあげようとしています。 ナミビアには、豊富なリ […]