ライナスが新しい処理方法を開発し、この新処理方法はリン鉱石の処理においてレアアースの回収率を向上させるのに役立ちます。オーストラリアのパースに本社を置く鉱業会社であるライナス社は、オーストラリア政府から2,000万豪ドル(1,350万ドル)の助成金を受け取りました。
この助成金は、ライナスが西オーストラリア州のWeld山でのリン鉱石を処理するための能力開発を支援するためのものです。この助成金により、同社はWeld山のリン鉱石の抽出プロセスに一部資金提供できるようになります。
ライナスの子会社であるMt Weld Miningは、オーストラリア核科学技術機構(ANSTO)と共同でこのリン鉱石鉱物の除去プロセスを開発しました。
ライナスが開発した新しいプロセスにより、リン鉱石の鉱石からプラセオジム、ネオジム、ジスプロシウムなどのレアアースの回収能力が向上することが予想されます。これらのレアアースは、グローバルなエネルギー転換を支える重要な技術投入になります。
ライナスによると、これにより北米、東アジア、ヨーロッパでの需要の増加に対応することができるようになります。同社は、リン鉱石の抽出プロセスプロジェクトをMt Weldの事業拡大の一部として引き受ける予定です。完成予定は来年の年末です。