カナダ政府は3月2日、重要鉱物分野で30件の新たな国際連携と投資案件を発表した。これにより、総額121億ドルの鉱山関連プロジェクトへの投資が見込まれている。
今回の取り組みは、カナダが主導する「重要鉱物生産連合」の第2弾として発表されたもの。2025年10月に発表された第1弾と合わせると、同連合が関与するカナダ国内の重要鉱物プロジェクトは合計185億ドル規模に拡大する。
発表された案件には、リチウム、黒鉛、レアアースなど電池・先端産業に不可欠な鉱物に関連するプロジェクトが含まれる。合成黒鉛の生産や、リチウムの加工・精製施設の開発計画も進められており、北米の電池材料サプライチェーンの構築を目指す。
レアアース分野では、リサイクル拠点の整備のほか、スカンジウム資源開発やガリウム抽出技術の研究開発なども支援対象となっている。
このほかカナダは、EUやインドとの重要鉱物協力の強化も発表した。重要鉱物の供給網を同盟国中心に構築し、リチウムやレアアースなど戦略資源の安定供給を強化する狙いがある。
