ヴィリディス鉱業会社(Viridis Mining & Minerals)は、ブラジルのコロスス(Colossus)希土類プロジェクトで、第三の高品質鉱化を発見し、コロススプロジェクトが世界で最も品質の高いイオン吸着型希土類鉱床になる可能性があると考えている。
このプロジェクトのクピン南(Cupim South)とファゼンダ(Fazenda)探査エリアでの掘削が、世界クラスの鉱床ポテンシャルを示している。
クピン南のサンプル分析によると、地表から始まる鉱化は65メートルの厚さで、総希土類酸化物(TREO)の品位は0.2799%。その中には、厚さ46メートルで品位0.3295%の鉱体が含まれる。
別の掘削地点では、地表から始まる24メートル厚の鉱体を確認し、TREO品位は0.4573%。この中には、厚さ14メートルで品位0.6177%の鉱体があり、磁性希土類酸化物の割合が高い。
ファゼンダ探査エリアでのダイヤモンドコア掘削は、7メートルの深さで40メートルの鉱体を確認。TREO品位は0.2162%で、17メートル厚で品位0.2042%の鉱体が含まれ、磁性希土類酸化物の割合は34%。
これまでのダイヤモンドコア掘削結果に基づき、ヴィリディス社は、このプロジェクトの平均厚さが26メートル、TREO品位が0.3086%であると計算している。
コロススプロジェクトの他の地点での空気掘削結果も注目に値する。6メートルの深さで8メートルの鉱体を確認し、TREO品位は0.5441%、最高で0.8291%。全ての掘削穴は鉱体を貫通していない。
希土類金属の回収率を検証するための最も重要な選鉱試験が間もなく実施される予定だ。
米国地質調査所の調査によると、ブラジルは約2,100万トンの希土類埋蔵量を有し、世界第3位である。今回の発見により、埋蔵量がさらに増える見込みである。
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