カザフスタン国営通信の報道によれば、政府のウェブサイトに発表されたレアメタル及びレアアース金属産業に関する命令草案には、2028年までに118億テンゲ(約2500万ドル)の投資を行い、レアメタル及びレアアース金属の生産量を40%増加させる計画が記されている。
また、カザフスタンは2024年から2028年にかけて最低10箇所の新鉱床を稼働させ、新たに5社以上の企業による生産開始、そして少なくとも5種類の新製品の市場導入を目指している。
カザフスタン国家地質鉱物資源委員会のデータに基づくと、同国はセリウム、ランタン、ネオジム、ユウロピウム、サマリウム、プラセオジム、テルビウム、ガドリニウム、エルビウム、トリウムといった豊富なレアアース元素を保有しており、これらは主にカザフスタン北東部に位置する東カザフスタン州と北カザフスタン州にて見つかっている。