ノルウェーの希土類会社が、ヨーロッパ大陸で最大の希土類鉱床を発見したと、ドイツの主要な日刊商業経済紙Handelsblattが6月7日に報じた。
同社の主任地質学者トロン・ヴァトネは、これが「ヨーロッパの将来の数世代にとって極めて重要なマイルストーンとなる可能性がある」と述べた。初歩的な調査では、オスロの南西約108キロの地点で約880万トンの希土類が発見されたことが示されている。
調査結果によると、そのうち17%がネオジムとプラセオジムであると推定されている。これらは高性能磁石の製造に使用される希土類である。これまで、スウェーデンのキルナの希土類鉱床がヨーロッパ大陸最大とされ、その埋蔵量は100万トンを超えている。グリーンランドの希土類埋蔵量は1900万トンに達するとされている。