重希土類供給に波及の懸念—ミャンマーの紛争

10月22日、ミャンマーのカチン独立軍(Kachin Independence Army、KIA)は、同国の鉱業中心地であるパンワ(Panwa)およびチップウェ(Chipwe)周辺地域を掌握したと発表した。この地域は中国南西部の雲南省に隣接しており、中国の重希土類酸化物の主要な供給地でもある。KIAによるこの地域の支配は、重希土類精鉱の輸出に影響を及ぼす可能性がある。

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