最近の海外メディアの報道によると、アメリカの希土類を使用しない磁石製造業者Niron Magneticsが、3300万ドルの資金を調達したと発表した。この資金調達には、米国General Motors(GM)の投資部門GM Ventures、オランダに本社を置くStellantisの投資部門Stellantis Venturesなどが出資した。
電動自動車では駆動モーターやカーオーディオなどで用いられる多くの永久磁石が、ネオジム、ジスプロシウム、テルビウムなどのレアアースを使用して製造されている。だが、レアアースは高価であり、資源の偏在や中国への依存がリスク要因となっている。米テスラや韓国の現代自動車をはじめとする企業がレアアースを使わない永久磁石に注目している中、Niron Magneticsは資源が豊富でコストの低い窒化鉄磁石の開発を進めている。
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