<FREE>希土類不使用の磁石製造業者Niron、3300万ドルの資金調達に成功 米GMなどが参画

最近の海外メディアの報道によると、アメリカの希土類を使用しない磁石製造業者Niron Magneticsが、3300万ドルの資金を調達したと発表した。この資金調達には、米国General Motors(GM)の投資部門GM Ventures、オランダに本社を置くStellantisの投資部門Stellantis Venturesなどが出資した。

電動自動車では駆動モーターやカーオーディオなどで用いられる多くの永久磁石が、ネオジム、ジスプロシウム、テルビウムなどのレアアースを使用して製造されている。だが、レアアースは高価であり、資源の偏在や中国への依存がリスク要因となっている。米テスラや韓国の現代自動車をはじめとする企業がレアアースを使わない永久磁石に注目している中、Niron Magneticsは資源が豊富でコストの低い窒化鉄磁石の開発を進めている。

■おすすめの記事

韓国現代(ヒョンデ)自動車 希土類フリー自動車モーターの開発を開始 | 株式会社レアリサ (rareresearch.co.jp)

前の記事

輸出申告が義務付けられたレアアースとその関連製品リスト(HSコード付き)

中国政府が11月7日に公表した輸出規制強化でレアアースの輸出申告が義務付けられました。その対象品リスト及びHSコードは以下になります。 ■HSコード及び対象品 この記事は 有料会員限定です。登録すると続きをお読みいただけ […]

次の記事

<FREE>豪ライナス、マレーシア政府の許可条件に関する司法審査要求を撤回

豪州のレアアース企業ライナス社がマレーシアでの事業許可条件に関する司法審査申請を取り下げる意向であることが、11月8日にマレーシア政府の弁護士によって明らかにされた。 マレーシア政府は放射線放出の懸念からレアアースの生産 […]