豪州のレアアース企業ライナス社がマレーシアでの事業許可条件に関する司法審査申請を取り下げる意向であることが、11月8日にマレーシア政府の弁護士によって明らかにされた。
マレーシア政府は放射線放出の懸念からレアアースの生産過程を規制し、ライナス社に2024年1月からレアアース精鉱の輸入と加工を禁止する方針を示した。これに対し、ライナス社は今年前半に法的審査を求めていた。
しかし、マレーシア政府は先月、ライナス社がトリウム抽出作業を行い放射性廃棄物の除去を実施する場合、自然放射性物質を含む原材料の輸入とレアアースの加工を2026年3月まで許可する方針を示した。
ライナス社の訴訟取り下げ申請については、11月14日に裁判所が判断を下す予定。
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