USA Rare Earth、レアアース生産で重要な成果

USA Rare Earth(USARE)は1月28日、テキサス州のRound Top鉱山プロジェクトにおいて、高純度のジスプロシウム酸化物の生産に成功したと発表した。さらに、ジスプロシウム酸化物に加え、テルビウムやネオジムなどのレアアース元素の生産にも成功したという。

ジスプロシウムは、半導体や高温環境下での性能を向上させるネオジム磁石(NdFeB)に不可欠な元素であり、EVモーターや風力発電機、防衛システムなどに広く使用されている。USAREは現在、オクラホマ州でNdFeB磁石の製造施設を建設中であり、米国内でのレアアース供給の強化を進めている。

また、Round Top鉱山は、ジスプロシウムだけでなく、テルビウム、ガリウム、ベリリウム、リチウムなどの重要鉱物を豊富に含んでおり、電子機器や再生可能エネルギー技術にとって重要な供給源となる可能性が高い。

外部参考リンク:USA Rare Earth Achieves Breakthrough in Domestic Rare Earth

前の記事

2025年1月の希土類価格指数推移

希土類価格指数は、希土類金属やその酸化物、合金などの希土類材料の価格を反映した指数である。現在、中国市場を主な算出対象としているが、この指数は、希土類市場の需給関係、価格動向を反映した重要な指数となっている。具体的な20 […]

次の記事

2025年1月 酸化ネオジム、金属ネオジムの価格推移

2025年1月、酸化ネオジム、金属ネオジムの価格推移は下記の通りである。 この記事は 有料会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。