GM、米Noveonとレアアース磁石の長期供給契約を締結

8月6日、米テキサス州サンマルコスに本社を置くNoveon Magnetics(ノビオン・マグネティクス)は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と複数年にわたるレアアース磁石の供給契約を締結したと発表した。Noveonは7月からすでに出荷を開始しており、今回の契約により、米国内で製造された焼結ネオジム(NdFeB)磁石がGMのSUVおよびトラック車両に搭載されることになる。

GMのグローバル調達責任者ジェフ・モリソン氏は、「Noveonのような米国メーカーとの連携により、サプライチェーンの強靭性を高め、米国の雇用と経済安全保障を支援できる」と述べた。また、「Noveonの磁石は、当社の主力車種を支える重要部品になる」とも強調している。

Noveonは現在、米国内で唯一、焼結ネオジム磁石を商業生産している企業であり、原料調達から製造・出荷に至るまでを一貫して国内で完結する垂直統合型の生産体制を構築している。同社の独自技術は、リサイクル資源の活用と資源効率の最大化を実現しつつ、高性能・高信頼性の磁石供給を可能としている。

2月には、日本のニデック(Nidec)もNoveonと5年間の供給契約を締結しており、年間最大1,000トン以上の焼結NdFeB磁石の供給を受ける計画が進められている。

EV(電気自動車)をはじめとする自動車、再生可能エネルギー、防衛関連産業においてレアアース磁石の需要は急拡大しており、Noveonは今後も生産能力の増強とともに、持続可能で強靭な米国製サプライチェーンの構築を進める方針だ。

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