カナダのAclara Resourcesは7月23日、米子会社Aclara Technologiesが、米エネルギー省(DOE)の資金支援候補に選ばれたと発表した。AIを活用してレアアース分離工程を最適化し、米国内での重希土類分離技術の商業化を後押しする。支援額や実施条件は今後の交渉で決まる。
Aclaraは、ブラジルのCarinaプロジェクトとチリのPenco Moduleで、重希土類を含むイオン吸着型粘土鉱床の開発を進めている。6月には、希土類含有率約99%の高純度希土類炭酸塩「SPREC」の開発を発表した。
また、米ルイジアナ州では、ブラジルとチリから供給される中間製品を、ジスプロシウム、テルビウム、ネオジム・プラセオジムなどの高純度酸化物に分離する施設を計画している。さらに、チリの鉱業・産業グループCAP S.A.との合弁事業を通じ、希土類金属・合金の生産にも取り組んでいる。
今回の選定は、Aclaraが進める資源開発から分離、金属・合金化までの一貫供給網構築において、技術的難易度の高い重希土類分離工程の安定化と商業化を後押しする動きとなる。
