チリ、2026年までに新たなリチウムプロジェクト3~4件稼働を目指す

チリ財務省は、2026年までに新たなリチウムプロジェクトを3〜4件稼働させる計画であるとマリオ・マルセル財務大臣が発表した。

マルセル大臣は3月2日、米国のジャネット・イエレン財務長官との共同記者会見で、これら新プロジェクトがチリのリチウム産業における既存のアルバマールとSQMのプロジェクトを補完することになると述べた。現在、チリのリチウム産業はアルバマールとSQMの2社のみが操業中である。

チリは世界のリチウム埋蔵量の約36~40%を有している。アメリカ地質調査所によると、オーストラリアに次ぐ世界第二位のリチウム生産国である。

2022年、SQMとアルバマールは合計で20.7万トンの炭酸リチウム相当量を生産し、これは世界生産量の約30%に相当する。

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