チリのアクララ資源会社(Aclara Resources Inc.)がブラジル・ゴイアス州カリナ(Carina)で進行中のイオン吸着型希土類プロジェクトに関し、初めて資源量を公表した。
201個の掘削したらせん穴(合計1630メートル)と1418個のサンプル分析により、このプロジェクトの推定鉱石資源量は1.68億トン、希土類酸化物(TREO)の品位は0.151%と見積もられた。
7.4ドル/トンのカットオフグレードを使用すると、プロジェクトの平均純リターン(NSR)は32.3ドル/トンとなる。
このプロジェクトには、電気自動車や風力発電用の永久磁石製造に必要なジスプロシウム、テルビウム、ネオジム、プラセオジムなどの希土類元素が含まれている。
アクララがチリで実験している希土類回収技術は、このプロジェクトに適用可能で、コストと環境への影響を最大限に低減できる。
浅い埋蔵深度のため、採掘比率は非常に低い(<0.4)、生産コストも低く抑えられる。
同社は、2024年1月までに初期評価を完了する予定である。