2023年10月、中国の酸化ネオジム生産量は6322トンに達し、前月比0.09%増。広西地区の増加が全体に占める割合が大きく、他地区は9月とほぼ同じだった。ネオジム金属生産量は5418トンで、前月比0.33%増。福建省と四川省の増加が目立ち、他地区は9月と変わらずだった。
酸化ネオジム価格はわずかに変動しているが、各地の分離工場生産量は安定している。北方希土集団は年末の在庫補充中で、多くの金属工場が生産するネオジム金属は北方希土へ供給されているため、市場の流通量は減少傾向。
磁材企業の新規受注量は前期比減少し、高価な金属への受け入れ度が低い傾向。そのため、今後ネオジム金属生産量が小幅減少すると見込まれている。