2月13日、米国のドナルド・トランプ大統領とインドのナレンドラ・モディ首相がワシントンで首脳会談を行った。
ホワイトハウスの声明によると、両首脳は防衛、貿易・投資、エネルギー、テクノロジーなどの分野で協力を拡大することで合意した。
テクノロジーとイノベーションの分野では、次のような発表があった。「新興技術および先端製造業にとって重要鉱物が戦略的に重要であることを認識し、研究開発における協力を加速するとともに、重要鉱物のバリューチェーン全体での投資を促進する。米国とインドは、両国が加盟する鉱物安全保障パートナーシップを通じて投資を推進し、重要鉱物の探査、選鉱、精製、リサイクル技術の分野で協力を強化することを約束した」
米国地質調査所の最新の報告によると、インドの希土類埋蔵量は中国、ブラジルに次いで世界第3位とされる。しかし、開発はほとんど進んでおらず、インドの希土類生産量は世界第7位にとどまる。米国は希土類の対中依存を低減する方針を強化しており、インドとの協力がその戦略の重要な一環となるとみられる。
◆ホワイトハウスの声明内容
United States-India Joint Leaders’ Statement – The White House