世界第2位の希土類埋蔵量を持つベトナムは、近年、技術開発を加速し、希土類鉱の採掘規模を拡大中。2030年までに年間生産量が200万トンを目指している。

ライチャウとラオカイは希土類鉱採掘推進の重要地域だ。ライチャウにはベトナム最大のドンバオ希土類鉱があり、132ヘクタールを占める。バクナムセとナムナムセ鉱も存在する。

11月19日、ベトナム総理大臣ファンミンチン氏がライチャウ省を訪問。省党常任委員会と会談し、希土類を含む鉱産資源の開発計画立案と迅速な開発を要求した。

ライチャウ省は建設材料鉱、金属鉱、工業鉱、希土類鉱など多様な鉱産資源を有し、鉱山、鉱床は合計169カ所。

ドンバオ鉱場はライチャウ省最大の希土類鉱山で、132ヘクタールを占める。バクナムセとナムナムセ鉱場も大規模で、希土類の埋蔵量が豊富。

会議で、ライチャウ省リーダーがいくつかの採掘プロジェクト承認を報告。バクナムセ希土類鉱場は年間40万～60万トンの原鉱の総生産能力を持つ。

ファン総理は、採掘業発展のために高速道路建設が必要と述べ、ライチャウがノイバイ-ラオカイ高速道路の区間建設を迅速に研究・推進するよう要求。キムスイ河とマーラッタン港の接続も提案。

ベトナム電力集団に対し、ライチャウ省と協力して3000メガワットの水力資源を最大限利用することを提案。

ライチャウ省はベトナム北部の山岳地帯に位置し、面積は9000平方キロメートル、人口約50万人。

2021年から2023年の間、ライチャウ省のGDP成長率は年平均3.91%。2023年の一人当たりGDPは4720万ベトナムドン（約2,000米ドル）に達し、2020年から340万ベトナムドン（約140米ドル）増加。

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