米Greenland Mines、グリーンランドSarfartoqレアアース案件の買収を完了 Neoが戦略株主に

米NASDAQ上場のGreenland Minesは9月2日、グリーンランド南西部に位置するSarfartoq(サルファルトク)レアアースプロジェクトの買収手続きを9月1日付で完了したと発表した。グリーンランド政府から鉱業法に基づく承認を取得したことで、取引が正式に完了した。

Sarfartoqは、かつてカナダのHudson Resourcesが保有していた案件で、2023年にNeo Performance Materials(以下、Neo)が権益を取得し、開発を進めてきた。今回の取引により、今後はGreenland Minesが開発を主導する一方、Neoは同社の戦略株主として引き続きプロジェクトに関与する。

Neoはあわせて、将来生産される鉱石・精鉱の最大60%を引き取る権利を維持する。引き取る原料は、Neoがエストニアで操業するレアアース分離施設で処理することが想定されている。

Sarfartoqは、モーター用永久磁石の主原料となるネオジム(Nd)やプラセオジム(Pr)に富むレアアース鉱床。現在の概測資源量は690万トン、TREO品位は1.60%。Greenland Minesが公表した初期評価によると、主要鉱床から計画される年間NdPr酸化物生産量は、2025年の消費水準を基準とすると、中国国外で精製されるNdPr酸化物の約34%に相当するという。

プロジェクトの開発が進めば、グリーンランドの上流資源とエストニアの分離・精製能力を結ぶ新たなサプライチェーンとなる可能性がある。中国以外でのNdPr供給網の多角化に向け、今後の開発進捗が注目される。

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