米国の重要鉱物・レアアース企業Energy Fuelsは6月23日、ドイツの磁石メーカーVacuumschmelze(VAC)を約19億ドル(約3,000億円)で買収する最終契約を締結したと発表した。買収により、同社はレアアースの分離・精製から金属・合金、永久磁石製造までを内製化する「鉱山から磁石まで」の供給網構築を加速させる。
Energy Fuelsは今回の買収を通じ、中国が高いシェアを持つレアアース磁石のサプライチェーンを西側諸国で構築することを目指す。VACの製造技術とEnergy Fuelsの原料供給能力、さらに米国政府からの融資支援を組み合わせることで、競合他社との差別化を図る狙いだ。買収後、VACはEnergy Fuelsの完全子会社となるが、ドイツ本社とブランドは維持される。
