ナミビアに本拠を置く資源開発会社Andrada Miningは、9月26日、タンタルの生産量を増加させ、リチウム長石精鉱の販売を開始したと発表。リチウムへの転換計画も進行中。
同社は最近、ナミビア中西部のUis鉱山にタンタル生産ラインを設置し、徐々に生産量を拡大。5月から8月末までの間に、アフリカの商社AfriMetへ酸化タンタル(V)品位10.8%のタンタル精鉱約15トンを輸送。これは前四半期の9トンを上回る数量。
同時期、Andradaは高純度のリチウム長石精鉱を生産。この精鉱は、将来の引取契約者との試験に使用される予定で、ペタライトを炭酸リチウムおよび水酸化リチウムに転換するためのテストが実施される。今四半期には、陶磁器製造会社に対して一回限りの現物取引として、リチウム品位4%以上のリチウム長石5トンを販売。
さらに、今月初め、Andradaはチリのリチウム企業SQMと提携し、ナミビアでのリチウム資源開発を推進。SQMは探鉱および最終的な実現可能性調査の資金を提供し、Andradaの子会社Grace Simba Investmentsに参画する権利を獲得。Andradaは収益期間中、このプロジェクトを管理・運営する予定。