オーストラリアの資源開発企業Viridis Mining and Minerals(以下、Viridis)は5月26日、ブラジル・ポソス・デ・カルダスにある希土類研究・加工センター(CPTR)の実証プラントにおいて、初となる高品位混合希土類炭酸塩(MREC)の生産に成功したと発表した。
同実証プラントは、同社が進める「Colossusプロジェクト」の商業化に向けた施設で、2026年5月初旬に稼働を開始。イオン吸着型粘土鉱を対象とした半工業規模・連続運転型の希土類処理施設としては、中国以外で最大級の一つとされる。
今回の操業により、同社はジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb)、ネオジム(Nd)、プラセオジム(Pr)、サマリウム(Sm)など、永久磁石向けの重要元素を含む高品位MRECの生産に成功した。
Viridisは今後、潜在的な引取先向けにMRECのサンプルを供給するほか、2026年6月末までにColossusプロジェクトの最終実現可能性調査(DFS)に組み込む主要なプロセス条件を最終検証する計画だ。商業生産の開始は2028年を目標としている。
また、CPTR施設には、将来的に「Viridion Recycling実証施設」を併設する計画もあり、2027年後半の稼働開始を目指している。
Viridisはブラジル、カナダ、オーストラリアに資産を持つ資源探鉱・開発企業で、主力のColossusプロジェクトのほか、金、ニッケル、銅、白金族元素などの探鉱案件を保有している。
