豪Meteoric Resourcesは7月29日、韓国POSCOグループの商社・事業投資会社であるPOSCO Internationalと、ブラジルのCaldeira希土類プロジェクトの開発に向けた戦略的パートナーシップ覚書(MOU)を締結したと発表した。
覚書では、POSCO Internationalが最大7年間にわたりCaldeiraプロジェクトの希土類材料の最大30%の供給を受ける方向で協議するほか、Meteoricへの戦略的出資や、韓国輸出入銀行(KEXIM)や韓国貿易保険公社(K-SURE)などを活用したプロジェクトの資金調達についても検討する。
また、冶金試験では、Caldeiraで生産される低不純物の混合希土類炭酸塩(MREC)が追加精製なしでPOSCOのプロセスで処理可能であることが確認されたとしている。両社は技術交流や下流分野での協力も進め、ブラジルと韓国を結ぶ希土類サプライチェーンの強化を目指す。
POSCO Internationalは2026年5月、米ReElement Technologiesとの合弁会社設立を発表し、米国で年間6,000トン規模の希土類分離・精製施設と永久磁石製造拠点の整備を進めている。今回の提携は、そのサプライチェーンの上流となる希土類原料の安定確保を目的とする取り組みと位置付けられ、POSCOが原料調達から分離・精製、永久磁石製造までを見据えた一貫供給体制の構築を進める動きの一環とみられる。
