ボリビアは、イランとのレアアース鉱物協力に関する協議を開始したと発表した。この協議は、共同の科学研究、技術的な協力、およびボリビア鉱山プロジェクトへの投資を中心とした両国パートナーシップの確立を目指している。
ボリビアは、コチャバンバ(Cochabamba)のパルカ地域(16,000ヘクタール)とサンタクルス(Santa Cruz)のセロ・マノモ地域(12,500ヘクタール)の2つの重要なレアアース鉱床を特定している。これらの地域には、ネオジム、ユーロピウム、ランタナムといった鉱物が含まれており、ボリビアは原材料を輸出するのではなく、自国内で資源を加工し、付加価値の高い産業育成を目指している。
イランは、西側諸国からの厳しい制裁を受けており、途上国間協力を通じて経済的な同盟を求めている。一方、ボリビアはこのパートナーシップを、欧米企業に依存することなく鉱業を発展させる手段と見なしている。提案された協定には、技術移転、投資、イランによる地質調査への関与が含まれる。報道によると、イランの代表団は、ボリビアの鉱業プロジェクトに共同投資を通じて参加することを提案した。また、イランはボリビアの地質調査を完成するために必要な技術を持っていると主張しており、このプロジェクトの費用を負担することに同意した。ボリビアは、これらの支援に対する対価として、戦略的なサービスの提供などを行うことを検討している。
ボリビアは、エボ・モラレス前大統領の左派政権時代からイランとの戦略的な同盟を深めてきた。今回の協議に関しては、透明性の問題やレアアース採掘の環境への影響が懸念されている。