ラオス政府当局はレアアース産業に大きな期待を寄せている。従来、レアアースには20%の資源税、輸入原材料には7%の付加価値税が課されていた。しかし、8月末に001、002号主席令を発表し、レアアース産業に20%の資源税と10%の輸出関税を新たに課し、輸入原材料の付加価値税率を10%に引き上げた。
9月28日から29日に開催された政府の定例会議で、ラオスのソーンサイ総理はレアアースがラオス経済にとって重要であることを再び強調。世界市場でのレアアース需要の増加を背景に、国がレアアース鉱山から十分な利益を得ることが必要だと述べた。
近月、国会議員はラオスの鉱業に対して懸念を示し、貴金属や他の鉱産物の輸出管理が不十分で重大な経済損失を引き起こしていると指摘。政府に対し、ラオスで発見された各種鉱床を分析するための実験室設立を求めた。鉱業での厳格な監督と緊密な協力が、政府が鉱業会社からより多くの収入を得る鍵であり、国の鉱産資源がより良く管理されることを保証すると述べた。
業界関係者によると、ラオスはレアアースの膨大な埋蔵量と有望な産業の見通しを持っており、現在、ラオス政府は18社と18のレアアース探査プロジェクトの契約を結んでいる。