12月6日、Iluka Resourcesはオーストラリア政府が同社のEneabbaレアアース精製所に対し、4億豪ドルの追加資金を提供することを発表した。これにより、Eneabba工場の総投資額は17億〜18億豪ドルになる予定で、2027年に稼働開始する。同精錬所の年間生産能力は、軽希土(NdPr)が約5.5千トン、重希土(DyTb)が約0.75千トンの見込み。
レアアースは電動車や防衛産業に欠かせない技術であり、供給多様化と中国依存の減少が進められている。オーストラリア国内では、Lynas社やArafura社などのレアアース加工施設が政府支援を受けて、開発と規模拡大が加速している。